糖尿病について

糖尿病はインスリンの作用不足によって起こる慢性的に高い血糖値が続く病気です。糖尿病は高血糖そのものによる症状のほか、全身の血管や神経が障害をうけ、様々な合併症が起きます。糖尿病は遺伝性が強い疾患であり、家族歴が発症の重要な原因となります。

インスリンの作用不足によって起こる慢性的な高血糖に伴って、全身の血管や神経が障害をうけ、様々な合併症が起こってくる病気

糖尿病では、インスリンの作用不足により、ブドウ糖の利用率が低下、それによりエネルギー不足→疲れやすさ、高血糖→多尿・口渇といった症状があらわれます。また、脂肪組織の減少により体重が減少します。
糖尿病で怖いのは、多くの場合、自覚症状の無いままに経過し、血管や神経が障害され、様々な合併症が生じてくることです。

糖尿病では、インスリンの作用不足から、エネルギー不足を生じます。

糖尿病の合併症とは糖尿病に罹患してから数年を経て発症する合併症です。細い血管や神経の障害によって生じる小血管障害として糖尿病性網膜症、糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症の3つの合併症が挙げられます。また、動脈硬化症によって生ずる、脳梗塞、虚血性心疾患、閉塞性動脈硬化症を大血管障害といいます。

糖尿病の慢性合併症