統合失調症のお薬(抗精神病薬)は統合失調症の症状をコントロールする上で大変重要な働きをしているのですが、統合失調症のお薬(抗精神病薬)による治療によりメタボの発症リスクが高まることがわかっています。
統合失調症のお薬(抗精神病薬)による治療を行った患者さんを対象に実施した調査では、お薬の投与前に比べ、投与3年後にメタボに罹った率は約6倍にも上昇していました1)。
しかし、こうしたメタボの発症リスクは統合失調症のお薬(抗精神病薬)の種類によって異なることが報告されています。2)
1)De Hert, M. et al. Schizophrenia Research. 101: 295-303, 2008
2)American Diabetes Association, et al. Diabetes Care, 27: 596-601,2004
統合失調症治療のお薬(抗精神病薬)は、あなたの統合失調症の症状を良くするためにとても大切で有効な治療法です。
医師に相談なく絶対に自分の判断で服用を中止しないでください。
お薬について心配なことがある場合は、必ず医師に相談しましょう。
医師とよく相談し、あなたに合った統合失調症治療のお薬(抗精神病薬)を選ぶことが重要です。